多肉植物用土におすすめの「蝦夷砂」日向土や鹿沼土との違いは?配合例もご紹介!

蝦夷砂の小粒の上に置かれた多肉植物 多肉植物

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多肉植物を育てる土について調べていると、見慣れない土を見つけました。

蝦夷砂(えぞすな)です!

私自身、北海道に住んでいるので名前に惹かれたこともあり蝦夷砂について調べてみると、多肉植物にも使えそうだということが分かりました!

そこで実際に蝦夷砂を多肉植物のメイン用土として使用してみたので、蝦夷砂についてご紹介していきます。

多肉植物の土にどれを使おうか悩んでいる方、蝦夷砂を使ってみたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください!


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「蝦夷砂」日向土や鹿沼土との違い

蝦夷砂の小粒
蝦夷砂:小粒

蝦夷砂はあまり聞きなれない土ですが、そもそもどういった特徴の土なのかご説明します。

北海道の日高地方で産出された、多孔質の軽石の一種で、次の特徴を持っています。

  • 排水性が高い
  • 通気性が高い
  • 保水性が低い
  • 保肥力が低い
  • 粒が硬くて崩れにくい

微酸性(PH約6.2)で無菌のため、各植物の発根・発育が極めて良好と言われており、ランや山野草などに使われています。

蝦夷砂とよく似た性質の土に、日向土桐生砂などがあります。

多肉植物の用土としてよく使われている鹿沼土や赤玉土に比べて、粒が硬く崩れにくいため長い年月使うことができます。


多肉植物用土に蝦夷砂は使えるの?

多肉植物には排水性と通気性が高い土が向いているので、軽石の一種である蝦夷砂は多肉植物にピッタリの土と言えます!

ですが、蝦夷砂だけで多肉植物を育てるには水はけが良すぎたり、肥料成分をもたせる保肥力が低いため、他の土と混ぜて使用するのが良いでしょう。

蝦夷砂には粒のサイズが微粒・小粒・中粒・大粒まであるので、ブレンド用土にも鉢底石としても使うことができます。

他の土とブレンドして使う場合は、微粒か小粒。

鉢底石として使いたい場合は、鉢の大きさに合わせて中粒か大粒を。

それぞれの用途に合わせたサイズを選んでお使いください!


多肉植物用土に蝦夷砂を使う際のおすすめの配合

蝦夷砂の小粒と微粒
蝦夷砂 左:小粒 右:微粒

実際に私が普段からやっている配合をご紹介します!


基本

大人の苗や、これ以上大きくしたくない苗に使用しています。

  • 蝦夷砂(微粒) 3
  • 赤玉土(小粒) 1
  • 鹿沼土(小粒) 2
  • 培養土 1
  • くん炭 0.5
  • バーミキュライト 0.5

蝦夷砂の小粒を使用する時はで混ぜています。


水はけをよくしたい場合

屋外の雨ざらしになる場所に置いている苗は水はけをよくしています。

  • 蝦夷砂(微粒) 4
  • 赤玉土(小粒) 1
  • 鹿沼土(小粒) 2
  • 培養土 1
  • くん炭 0.5
  • バーミキュライト 0.5

蝦夷砂の小粒を使用する時はで混ぜています。


水持ちをよくしたい場合

薄葉の品種やまだ小さい苗に使用しています。

  • 蝦夷砂(微粒) 2
  • 赤玉土(小粒) 1
  • 鹿沼土(小粒) 1
  • 培養土 2
  • くん炭 0.5
  • バーミキュライト 0.5

蝦夷砂の小粒を使用する時はで混ぜています。


保肥力を高めたい場合

葉挿し苗や小さい苗に使用しています。

  • 蝦夷砂(微粒・小粒) 1
  • 赤玉土(小粒) 1
  • 鹿沼土(小粒) 1
  • 培養土 3
  • くん炭 0.5
  • バーミキュライト 0.5

蝦夷砂の購入場所

ネットで購入されるのが一番確実だと思います!

サイズも微粒から大粒まで全てそろっているので、数種類をまとめて購入することもできます。

地域によっては、蝦夷砂をホームセンターで見かけることがないのではないでしょうか?

私がよく行く北海道のホームセンターでも、中粒と大粒だけしか置かれていなかったりと、欲しかった微粒と小粒が置いてありませんでした。

なので、私も普段からネットでまとめて購入しています。

土は重たいので、配達してもらえると助かりますよね(^^)

楽天のこちらのお店でまとめて買うのがおすすめです♪


蝦夷砂の代用土として使える土

蝦夷砂の小粒の上に置かれた多肉植物

蝦夷砂と性質がよく似ていて、蝦夷砂が手に入らない場合に代用できる土を一部ご紹介します。


日向土(ボラ土)

日向土(ひゅうがつち)は通称ボラ土とも呼ばれる、九州地方の霧島系火山帯で採取される硬い軽石です。

湿っているものを「ボラ土」、乾燥したものを「日向土」と呼び分けられています。

多肉植物用土としてブレンドする場合のおすすめのサイズは、細粒小粒です。

中粒以上のサイズは蝦夷砂と同様、鉢底石として使うことができます。

日向土がお安く購入できる地域にお住いの方は、蝦夷砂よりもこちらの日向土の方が経済的ですね!


桐生砂

桐生砂は、群馬県赤城山系・桐生市周辺で採取される、多孔質な火山砂礫(されき)が風化した砂で、鉄分を多く含んでおり赤みを帯びた黄褐色の砂です。

砂というよりも、石のような見た目と質感です。

乾燥して販売されているものもありますが、なかには湿った状態で粒の大きさもふるわれていない状態で販売されているものもあります。

多肉植物用土として購入される場合は、乾燥して粒が細かい細粒小粒がおすすめです。


まとめ

軽石の一種である蝦夷砂は、排水性が抜群なため、乾燥を好む多肉植物にはピッタリの用土と言えます!

他の用土と混ぜて、育てる苗・環境に合わせた配合をすることで、多肉植物がすくすくと元気に成長してくれるのでおすすめです!

ネットで簡単に購入することができるので、土の排水性を高めたいと考えている方は、ぜひ蝦夷砂を試してみてはいかがでしょうか?


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