多肉植物を育てていると、葉と葉の間が間延びしてしまったり、上を向いていた下の葉が下向きに下がってしまうことがありますよね。
これを「徒長」といいます。
ギュッと締まってコロンとした可愛い株が、徒長してしまうとショックですよね・・・
でも大丈夫です!!
仕立て直しをすることで可愛くなり、多肉植物も増やすチャンスなんです!!
今回は、多肉植物が徒長してしまった場合の仕立て直し方法をご紹介していきます!
徒長でお悩みの方、多肉植物を初めて仕立て直しする方は、ぜひ最後までご覧ください!
多肉植物が徒長してしまう原因
徒長してしまう主な原因は3つあります。
日照不足
徒長は日照不足が原因でおこることがほとんどです。
多肉植物は、日当たりが悪い場所で育てると、すぐに徒長してしまいます。
日当たりが悪いと光合成ができないため、植物は少しでも日に当たろうと上に上に伸びてしまいます。
水のやりすぎ
水のやりすぎも徒長の原因です。
日当たりが悪いに加えて水をやりすぎると、すぐに徒長してしまいます。
多肉植物は葉に多くの水分を溜め込みますが、過度な水やりは茎を伸ばしやすくなってしまうので注意が必要です。
特に冬は日照時間の減少と水やりのせいで徒長してしまうことが多いです。
冬場は多肉植物はあまり成長しないので、2~3ヶ月断水しても枯れることはないので大丈夫です。
肥料のあげすぎ
水と同じように、肥料を多くあげすぎることも多肉植物の徒長の原因です。
栄養分が多いと、伸びすぎや変形につながります。
肥料を減らしたり、一旦やめて様子を見ましょう。
茎が伸びるだけでなく、葉も細長くなるのが肥料のあげすぎの症状です。
徒長してしまった時の仕立て直し方法
徒長の仕立て直しの方法として、「挿し木」があります。
手順は、
①間延びした葉と葉の間の茎をハサミでカット!
②頭の方は土に植えやすいように、茎が1~2cm出るように下の方の葉を何枚か取ります。
③根っこがついている方はこのままの状態でもいいですし、多肉植物をたくさん増やしたい場合は残っている葉を全て取ってしまって葉挿しにしても大丈夫です!
この時、株元にマグァンプKなどの肥料を少し撒いてあげると、子株がたくさん出てきてくれるので、たくさん増やしたい場合は肥料をあげてください。
④カットした頭の方は切り口を乾燥させてから土に植えつけるといいと言われていますが、乾燥させなくても大丈夫です。私はいつもそのまま植えつけていますが特に問題はないです。
⑤カットした後の苗は全て、必ず直射日光が当たらない場所で管理してください。直射日光に当ててしまうと、葉焼けしたり株が弱ってしまいます。
⑥取った葉挿しも、直射日光が当たらない日陰で管理しましょう。土の上にばらまいておけばそのうち新芽と根っこが出てきます。
コチラの記事で葉挿しの育て方を詳しくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください!
徒長の仕立て直しにベストな時期は?
仕立て直しに最も適した季節は、多肉植物の成長期の春と秋です。
なるべく成長期の春と秋に仕立て直すのがベストです。
成長期なので、新芽が出てくるスピードが早くてどんどん増えます!
仕立て直しは冬でもできるのか
仕立て直しは、冬でもできます!!
できますが、気温が低い冬は成長がほとんど止まるので、カット後に根や子株がなかなか出てこないです。
葉挿しも発芽発根にかなり時間がかかります。
出ることには出るので、気長に待ちましょう!
無事に冬を超えることができたら、春に子株もグングン大きくなります♪
徒長させないための予防法
徒長は予防することができます!
日照時間
徒長させないためには、日照時間が最低でも4時間は必要です。5時間あると安心です。
特に冬は日照時間が短いうえに室内で管理することもあるので、徒長しやすいです。
室内で管理する場合はカーテン越しではなく、窓越しで管理してください。
カーテン越しの日当たりだと、ほぼ100%徒長するのでご注意ください!!
適度な水やり・肥料
水やりは土が完全に乾いてから2~3日後にたっぷりとあげると失敗が少ないです。
春と秋は多肉植物の成長期なのでこの水やりの仕方でグングン成長しますが、夏と冬は水やりをグッと減らすといいです。
多肉植物の様子を見ながら水やりをしてください。
肥料は緩効性のものを春に少しあげると多肉植物はよく育ちます。
徒長の原因になるので、あげすぎにはご注意ください。
秋に肥料をあげるとあまり紅葉しないので、紅葉が見たい方は秋にはあげない方がいいです。
まとめ
どんなに対策していても、徒長してしまうこともあります。
でも、仕立て直すことで多肉植物を増やすことができるので、徒長は増やすチャンスだと思ってくださいね(^^)
大事な多肉植物をハサミでカットすることに最初はドキドキするかもしれませんが、簡単に仕立て直すことができるので、思い切ってぜひチャレンジしてみてください!
きっとまた可愛い姿を見せてくれることでしょう!
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