多肉植物は生命力がとても強い植物です。
1ヶ月程水をあげなくても枯れることはほぼないです!
ですが、そんな多肉植物でも枯れてしまうことはあります。
枯れてしまう原因にもよりますが、完全に枯れてしまうまでは復活させることができる場合もあるんです!!
「多肉植物が枯れてしまった・・・」
「大事に育てていたのにショック!!」
とお悩みの方は、大切な多肉植物を復活させることができるかもしれないので、ぜひ最後までご覧ください!
多肉植物は枯れても復活するのか
多肉植物は、完全に枯れてしまうまでは復活させることができる可能性があります!
枯れてしまう原因によっては、復活できずにそのまま完全に枯れてしまうこともあります。
そこで、まずは復活可能か復活不能かのそれぞれの原因をみていきましょう!
復活可能の原因
復活が可能の原因は主に次の3つです。
日照不足
多肉植物が健康に育つには日光が欠かせません。
十分な日照時間がないと、茎がヒョロヒョロと長く伸びて徒長してしまい、苗が弱ってそのまま枯れてしまうこともあります。
水不足
多肉植物は肉厚な葉や茎に水分を多く含んでいるため、1~2ヶ月程度水をあげなくても枯れることはほとんどないです。
ですが、比較的水を好む薄葉の品種や、まだ十分育っていない小さい子供の苗は水不足になりやすいです。
水不足の特徴として、外側の葉から枯れていきます。
苗の中心の生長点部分まで枯れていなければ大丈夫です!
水のあげすぎ
多肉植物は乾燥した環境を好む植物なので、他の観葉植物や花などと同じように水をあげてしまうとあげすぎになってしまいます。
土が乾かずにいつまでも濡れたままでいると、根腐れをおこしたりカビが発生したりと、枯れてしまう原因になります。
復活不能の原因
復活が難しい原因は主に次の2つです。
病気
多肉植物が病気に感染してしまうと、葉挿しや胴切りをしても病気に感染した新芽が出てくるので、完治しない限りは復活が難しいです。
救済として葉挿しや胴切りをしたとしても、苗が弱っているのでそのまま枯れてしまうことが多いです。
近くにある他の苗にも感染してしまうこともあるので、病気の苗を見つけたら隔離しましょう。
病気に感染したばかりの初期段階で、菌が苗全体にまわる前に葉挿しなどの処置ができたら復活することもできますが、症状が進行してから気付くことがほとんどなので難しいです。
害虫
多肉植物によく発生する害虫は、多肉植物から吸汁する虫が多いです。
吸汁されると、栄養分を吸われて苗が弱ります。
虫が根に発生すると、根っこから水分や養分をうまく吸い上げることができずに枯れてしまうこともあります。
殺虫剤などで早めに害虫を完全に除去できれば枯れることはありませんが、対処しなければ苗が弱ってそのまま枯れてしまいます。
多肉植物が枯れたときの復活方法
復活方法を原因別にご紹介していきます。
水不足
水不足の場合は、外側の葉から枯れていきます。
蒸れを防ぐために枯れ葉を全て取り除き、鉢底から溢れるくらいたっぷりと水をあげましょう。
季節にもよりますが、土が乾いて2~3日したらまた同じぐらいたっぷりあげましょう。
水を吸って、また成長しはじめます。
水不足の苗は、葉挿しや胴切りはしない方がいいです!
水分や養分がほとんどない状態なので、失敗する確率がかなり高いです。
日照不足
日照不足の苗は、徒長しているので葉挿しや胴切りで形を整えていきます。
処置をする1週間ほど前に、水分と養分を吸わせると成功率がかなり上がります。
徒長したときの対処方法をこちらの記事で詳しく説明しているので、ぜひご覧ください!
水のあげすぎ
水のあげすぎが原因の場合は、根腐れをおこしていることがほとんどです。
根腐れの症状としては、葉が透けて黄色く変色し、グミのようにブヨブヨと柔らかくなり、やがて黒く変色して枯れてしまいます。
こうなってしまった時は、苗を鉢から抜いて根の状態をチェックする必要があります。
根腐れしていると、根が簡単にボロボロと取れるので、根は全て取ってしまいます。
黄色や黒く変色している葉や茎も全て取り除きましょう。
無事だった葉は葉挿しに、カットした頭の部分は土に植えておけば根が生えてきてまた成長し始めます。
多肉植物を枯らさないために
枯らさないためにできることをいくつかご紹介しますので、ぜひ対策されてみてください!
置き場所
日当たり
十分な日照時間がないことが徒長の1番の原因です。
1日中日が当たらなくてもいいので、半日日が当たる場所を選びましょう。
明るい日陰でも徒長せずに育ちますが、直射日光で育てた方が美しく紅葉してくれます。
風通し
風通しが悪いと、水やり後に土が乾かずに蒸れたりカビの発生の原因になってしまいます。
風通しが良い場所で育ててあげましょう。
水やり
水やりは、季節によってもタイミングや量が違うので、それぞれ詳しくご紹介します。
タイミング
前回の水やり後、土が完全に乾いてから水やりをしましょう。
多肉植物は乾燥を好むため、常に土が湿っていることが苦手な植物です。
土が乾いていることを確認してから水やりすると、水のあげすぎが原因で枯れることはないです。
量
1回の水やりの量ですが、季節・育てている環境で異なります。
春・秋
多肉植物の成長期である春と秋は、土が乾いたら鉢底から溢れるほどたっぷりとあげます。
成長期なので、根がグングン水を吸って土が乾くスピードも早いです。
夏
夏は気温が高く、水やり後は蒸れやすいです。
長く土が濡れていると鉢の中の温度も上がりやすく、高温で根がダメージを受けてしまい苗が弱ります。
なので、土が2~3日で乾くぐらいの少量をあげましょう。
冬
しっかりと育った大人の苗であれば冬はほぼ断水しても大丈夫です。
あげる場合でも、月に1度、1~2日で乾くぐらいの極少量をあげてください。
冬にあまりあげると、蓄えた水分が凍って苗の凍結の原因になってしまいます。
2~3ヶ月水やりしなくても枯れることはほとんどないので、枯れそうになってる!という状態にならなければ、水やりしなくてもかまいません。
薄葉の品種や葉挿し苗・小さい子供の苗は水がないと枯れてしまうので、冬でも最低2週間に1度は1~2日で乾くぐらいの水をあげましょう。
殺菌・殺虫剤の使用
殺菌剤や殺虫剤の使用も、大切に育てている多肉植物を守るためには有効な方法です。
殺菌剤
殺菌剤は菌から多肉植物を守ってくれます。
菌は様々な病気の原因になるので、殺菌剤でそれらを予防することができます。
殺虫剤
多肉植物に害虫が付いているのを見つけたら殺虫剤を早めに使用しましょう。
早めに対処しないと虫がどんどん増えるので、多肉植物にも被害が広がります。
こちらの記事で多肉植物におすすめの殺菌剤と殺虫剤について詳しくご紹介していますので、あわせてチェックしてみてください!
まとめ
非常に強い生命力を持っている多肉植物が枯れることはあまりありませんが、枯れる時は枯れてしまいます。
枯れたような見た目になっても、復活させることができるかもしれないので、多肉植物が枯れてしまった!?と思ったら、今回ご紹介した方法を試してみてくださいね!
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