多肉植物を育てていると、
いつのまにか葉がしわしわになってきた・・・
全体的に一回りぐらいサイズが小さくなってしまった・・・
葉がぶよぶよして変色して枯れそう・・・
などの様々なトラブルが起こります。
そこで今回は、多肉植物の葉がしわしわになる原因や、そうなってしまったときの復活方法を詳しくご紹介していきます!
多肉植物の葉がしわしわになってお悩みの方は、ぜひ参考にされてください!
多肉植物がしわしわになる原因は?

多肉植物がしわしわになる原因として、主に2つの原因が考えられます。
原因①水不足
しわしわになる原因としてまず最初に考えられるのが、水不足です。
外側の葉から内側の葉に向かって段々としわしわになるのが特徴です。
少しのしわは全く問題ないので、この状態を水やりの目安にするといいです。
原因②害虫・病気
害虫や病気が原因だった場合、水不足だと思って水やりをしてもしわしわが改善されないことが多いです。
苗が弱っている状態なので、根っこがうまく水を吸えません。
水やりをしても何日も元のプリプリの葉に戻らない場合は、害虫や病気を疑いましょう。
害虫や病気に気づいたら、殺虫剤・殺菌剤などで早めの対策が重要です!
おすすめの殺菌剤・殺虫剤を詳しくご紹介しているので、こちらもチェックしてみてください!
多肉植物の葉がしわしわになったときに復活させる方法

葉がしわしわになったときの復活方法は原因によって異なるので、それぞれ詳しくみていきましょう。
水不足の場合
鉢底から溢れ出るほどたっぷりと水やりをしてください。
翌日~数日後には水を吸って元のプリプリの葉に戻ります。
たっぷりと水をあげた後は、必ず風通しのいい場所に置いてください!
土が乾かずにずっと湿ったままでいると、根腐れの原因にもなるのでご注意ください。
害虫・病気の場合
害虫・病気についてそれぞれ代表的なものを詳しくご紹介します。
害虫
・ハダニ
ハダニは多肉植物を食害します。クモの仲間で非常に小さく0.5mm程度のサイズで気づきにくいです。黄緑や暗赤色の姿をしています。
葉や茎などの柔らかい部分から汁を吸い、多肉植物の生育を阻害します。
見つけたら、上から勢いよく水をかけるだけでもある程度駆除することができます。
取り除いてから、殺ダニ剤などの薬剤を散布するのも効果的です。
乾燥を好むため、乾燥しすぎにも注意が必要です。
また、周囲に雑草などが生い茂っているとそこからハダニが発生するので、予防のために草刈りが有効です。
・カイガラムシ
カイガラムシは乾燥している環境を好み、同じく乾燥を好む多肉植物は狙われやすいです。
いろいろな種類がおり、大きさや形も様々でカイガラがあるものと無いものもいます。
ハダニと同じく、葉や茎などの柔らかい部分から汁を吸い、生育を阻害します。
見つけたらピンセットで捕殺するか、ベニカスプレーなどの殺虫剤を散布してください。
カイガラムシの食害は、様々な病気の原因にもなるので、見つけたらすぐに対処しましょう。
カイガラムシの簡単な予防法は、オルトランDXという薬剤を植え替え時に土に混ぜ込むか、土の表面に散布することです。
病気
根腐れ(根腐病)
水のあげすぎが原因で鉢の中の多湿が原因でおこることがほとんどです。
土が長期間乾燥しない環境でなりやすいので、土が完全に乾いてから水やりをするようにしましょう。
根っこがドロドロに溶け、スカスカになり株元や茎が変色して腐っていきます。
変色した部分はハサミでカットするなどして全て取り除き、切り口をしっかりと乾燥させてから新しい土に植えつけましょう。
根詰まりを起こした状態の株がなることもあります。
水やりをしていないのに、いつまでたっても土が乾かないようなら、土自体が水はけの悪いものだったり、根っこが根詰まりして水はけが悪くなっていることも考えられます。
その場合は一度鉢から抜いて根っこの状態を確認してみましょう。
根詰まりしていたら、全体の半分から3分の1程度根っこをカットして整理するとよいです。
その後、新しい水はけのよい土に植えつけましょう。
軟腐病
梅雨の高温多湿になりやすい時期や、日照時間が少ないときにかかりやすく、葉っぱや茎に傷があるとそこから細菌が浸入したり、害虫の吸汁や食害によって感染することもあります。
菌が繁殖すると、葉っぱや茎が溶けたように柔らかくなって腐敗して悪臭を放ちます。
早い段階で気づけば、変色した部分を完全に取り除くことができるかもしれませんが、残念ですが株が助かることはほぼないです。
他の株に感染してしまう前に、土ごと処分してしまうのがベストです。
予防法は、梅雨時期など高温多湿になるときは殺菌剤を散布するのが効果的です。
黒斑病(黒点病)
梅雨時期から夏の間の高温多湿が続いたり、日照時間が少なかったりするとおこります。
葉や茎に黒い斑点ができ、そこにカビが発生することもあります。
黒くなった部分は色が戻らないので、黒く変色した葉や茎は取り除いてください。
予防法は、軟腐病と同じで殺菌剤を散布するのが効果的です。
多肉植物をしわしわにしないために

多肉植物をしわしわにしないように育てるには、環境を整えることが重要です。
水をやりすぎない
水をあげすぎてしまうと、いつまでも土が乾かずに根腐れをおこしたり、カビが発生したりと様々な問題の原因となります。
多肉植物は水分を葉に蓄えているので、土が乾いていても葉がプリプリの状態なら水をあげる必要はないです。
少しのしわは全く問題ないので、気にしすぎて水をあげすぎないことが重要です!
風通しの良い場所で育てる
風通しが悪いと根が腐ったり、過剰な湿気でカビが生えたり病気にかかったりと、問題だらけです。
最悪の場合、枯れてしまうので風通しはかなり重要です!
風が吹かない日は、サーキュレーターや扇風機を使って空気を循環させると安心です。
日当たりが良い場所で育てる
日当たりが悪いと、株が健康に育ちにくいので、様々な問題を引き起こしてしまいます。
必ず日当たりの良い場所で育てましょう。
ですが、弱っている株を直射日光下に置いてしまうとさらに弱ってしまうので、病気などで調子が悪い株は半日陰や日陰でしばらく様子を見るようにしてください。
多肉植物は、気温が高く日差しが強い夏に調子を崩しやすいです。
夏越しを失敗しないコツをこちらで詳しくご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
まとめ
ここまで、多肉植物の葉がしわしわになった場合の原因・対処法をご紹介してきました。
しわしわになる原因のほとんどが水不足なのですが、中には病気や害虫が原因の場合もあります。
早めに気づいて対処することで、多肉植物を守ることもできるので日頃からじっくりと観察することが大切です。
大切な多肉植物を元気に育てられるよう、少しでも参考にしていただけると幸いです!
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