「多肉植物を庭に地植えで育ててみたい!!」
「でも、多肉植物は乾燥気味に育てるものだから地植えはできないんじゃ・・・?」
「雨ざらしでも元気に育つ多肉植物はあるの?」
と考えている方もいらっしゃると思います!
そこで今回は、多肉植物は地植えで雨ざらしでも育てることができるのか、その場合に気を付けることなどを詳しくご紹介していきます!
多肉植物を地植えで育ててみたい!とお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください!
多肉植物は地植えでも育てられるのか
多肉植物は地植えでも育てることができます。
ですが、多肉植物は乾燥を好み高温多湿に弱い性質のため、高温多湿になる日本の梅雨や夏場は多肉植物にとっては苦手な環境です。
一部の多肉植物は、地植えで雨ざらしの環境でも元気に育てることができますが、ほとんどの多肉植物はこのような環境では元気に育てることが難しいので、あまりオススメはできません。
ただ、多肉植物をどうしても地植えで育てたい場合は、環境を整えてあげると元気に育てることもできます。
冬に雪が積もる地域では、冬以外の季節に限り地植えで育てることが可能です。
雪が積もる寒冷地での多肉植物の育て方をこちらで詳しくご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
多肉植物を雨ざらしの地植えで育てる時の注意点
多肉植物は地植えでも育てられますが、注意すべき点が3つあります。
水はけの良い土
雨ざらしの環境で育てるなら、土選びがかなり重要です。
花や野菜用と同じ培養土だけを使ってしまうと、水はけが悪く根腐れをおこして枯れてしまいます。
培養土は少しだけ混ぜて、その他は鹿沼土や赤玉土、軽石などの水はけが良い土を選びましょう。
土にはいろいろな粒のサイズがありますが、地植えで育てる場合には微粒ではなく、小粒以上のサイズの割合を多くすると水はけが良くなります。
こちらで地植えの土について詳しくご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
十分な風通し
雨が降った後には、なるべく早く土が乾いた方がいいので、必ず風通しを良くしてください。
土がいつまでも濡れたままでいると、病気になったりして株が弱ってしまいます。
多肉植物を密集して植えていると、それだけで風通しが悪くなってしまうので、増えた多肉植物はカットしたりして隙間を作ってあげると、それだけでも全然違います。
雑草が生えると風通しが悪くなるので、雑草はこまめに抜いてあげましょう。
日当たり
多肉植物が健康に育つうえで日当たりは最も重要です。
1日中日が当たる環境でなくてもかまいませんが、1日4~5時間の日照時間が確保できる場所に植えてあげるといいです。
多肉植物は、気温が高く日差しが強い夏に調子を崩しやすいです。
夏越しを失敗しないためのコツをこちらで詳しくご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
地植えでも育てやすい多肉植物
多肉植物の中には、地植えで雨ざらしの環境でも元気に育つ品種があります。
それぞれの属名に分けて、一部の品種をご紹介していきます。
セダム属
セダム属には、お庭のグランドカバーとしても育てられている薄葉の品種と、プックリと肉厚な葉の品種とがあります。
薄葉の品種は雨ざらしの環境でも問題なく元気に育つので、今回は肉厚な葉をもつ品種をご紹介します。
- 乙女心
- 恋心
- 月の王子(別名:黄麗)
- 天使の雫
- リトルビューティー
- 松の緑
- プロリフェラ
- 春萌
- 虹の玉
- オーロラ
- サンライズマム
- ロッティー
セデべリア属
セデべリア属は、セダム属とエケベリア属の交配種です。
セダム属を親に持っているので、強くて丈夫な品種ばかりです。
- 樹氷
- スノーキャンディ
- スノージェイド(別名:ハンメリー)
- ファンファーレ
- ダリーダール
- レディジア
- マッコス
センペルビウム属
センペルビウム属はほとんどの品種が地植えで元気に育ちます。
子株がたくさん出てくる品種なので、子株が大きくなってギュウギュウに混まないようにお手入れしてあげると、蒸れることもなく安心です。
グラプト系
グラプト系は、グラプトベリア属とグラプトペタルム属のことです。
とても丈夫で増えやすい「朧月」が親になっている品種が多いので、かなり丈夫な品種ばかりです。
グラプトベリア属
- バイネシー
- デビー(別名:パープルクイーン)
- マーガレットレッピン
- 白牡丹
- 桜牡丹(別名:ゴースティン)
- 薄氷(別名:姫朧月・銀紅蓮)
- シルバースター
- 初恋(別名:パープルキング)
- パープルディライト
- ピンクプリティ
グラプトペタルム属
- 朧月(おぼろづき)
- ブロンズ姫
- 秋麗(しゅうれい)
- 姫秋麗
地植えで育てるには向いていない多肉植物
エケベリア全般は、地植えで雨ざらしの環境では元気に育てることが難しいといわれています。
個体差もあるので一概には言えませんが、普及種と呼ばれている品種は丈夫で増えやすく、地植えでも元気に育ちやすいです。
ホームセンターなどで売られていて、手に入りやすい品種を一部ご紹介します!
- 女雛(メビナ)
- 霜の朝(しものあした)
- 花うらら(別名:プリドニス)
- ブラックプリンス(別名:黒助・アフィニス・古紫)
- ファンクイーン
- みどり牡丹(別名:ニクサーナ)
- 紅化粧
- エメラルドリップ(別名:グリーンエメラルド)
- オリビア
- ピーチプリデ
- ゴールデングロウ
まとめ
多肉植物を地植えで育てる方法をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
環境を整えてあげることで、地植えでも元気に育てることができます。
ホームセンターなどでも売られていて、手に入りやすい品種もいくつかご紹介しましたので、多肉植物を地植えで育ててみたい方はぜひ参考にされてみてください!
紹介した品種以外にも、まだまだたくさんの種類があるので、きっとお好みの丈夫な品種が見つかると思います♪
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