多肉植物の増やし方の一つに「葉挿し」があります。
葉挿しをしたときに、
いつから、どのタイミングでどれぐらいの量の水やりをすればいいの?
と悩んだことがある方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、葉挿し大好きな私が今まで実践してきた中で1番良かった、多肉植物の葉挿しへの水やりの方法を詳しくご紹介していきます!
これから葉挿しに挑戦しようとしている方も、ぜひ最後までご覧になってください!
多肉植物の葉挿しへの水やりの頻度とタイミングは?
葉挿しへの水やりは、成長段階と季節によって少し変わります。
①~③に分けて、順番にそれぞれ詳しく説明します。
①葉を取ってすぐ ~ 根が出るまで 春~冬共通
葉挿し用に葉を取ったら、葉の根元の生長点が土に隠れるように葉を横に寝かせて土に挿します。
葉を取ったらすぐに土に挿してください。葉の根元を乾かす必要はないです。
挿し終わったら、葉の根元の部分に土の深さ1cmぐらいが濡れる程度の少量の水をあげます。
これぐらいの水の量だと2~3日で乾くので、乾いたらまた同じ量をあげてください。
葉の根元の生長点が水分を感じると早く発芽発根するので、これぐらい頻繁に水をあげてください。
②根が出てから芽が1cm程に成長するまで
発根したら水をグングン吸うので、その分土が乾くスピードも少し早くなります。
発根したばかりのうちはまだ①と同じ要領で水をあげます。
発根して新芽が出てくると、水やりをする度にどんどん芽が成長します。
ある程度芽が大きくなってきたら、少しずつ水の量を増やします。
土の深さ2~3cmが濡れるぐらいの量が目安です。
春~秋までは気温が高いので葉挿しはどんどん成長して水もよく吸いますが、冬は気温が低く成長がかなりゆっくりになります。
冬は土の様子を見ながら、土が完全に乾いてから水やりするようにしましょう。
③芽が1cm以上に育ったら
芽が1cm以上に育ってきたら、大人の苗と同じような水やりになります。
土が乾いたら、鉢の底から溢れるぐらいたっぷりと水をあげましょう。
春と秋はたっぷりと水をあげ、夏は高温多湿による蒸れが心配なので1回の水やりは鉢の半分程、冬は②と同じ要領です。
ここまで育ってくれたら後はどんどん大きくなってくれます。
多肉植物の葉挿しへの水やりの失敗しないコツ!
水やりの頻度
葉挿しへの水やりは「少量頻回」を意識してすれば、失敗しづらいです。
特に根が出るまでの間はずっと土が濡れたままでいると、せっかく葉挿しした葉が腐ってしまうので注意が必要です。
葉挿しの置き場所
そして、置き場所も重要で、「雨が当たらない風通しの良い明るい日陰」で管理してください。
直射日光に当ててしまうと、日光が強すぎて親葉が焼けてそのまま枯れてしまったり、せっかく出てきた新芽も焼けて消えてしまうことがあります。
明るい日陰とは、直射日光が当たらない明るいところのことです。あまりにも暗すぎると苗が1cm程に成長すると少し徒長してしまいます・・・。
必ず雨が当たらない風通しの良い明るい日陰に置きましょう!
芽の大きさが1cmぐらいになるまでは、日当たりが悪くても徒長の心配はほとんどしなくて大丈夫です。
それよりも大きくなってきたら、徐々に日光に慣らしながら日当たりのいい場所に移動させてあげてください。
葉挿しの置き場所を、こちらでもっと詳しくご紹介しているので、あわせてチェックしてみてください!
>>葉挿しの置き場所
多肉植物の葉挿しの親葉がなかなか枯れない場合はどうする?
葉挿しをしたときに取った葉のことを「親葉」と呼びます。
この親葉は、新芽が成長していくにつれて栄養を使い切ってそのうち枯れるのですが、まれに枯れずにいつまでもプリプリの状態でいることがあります。
そうなった場合、植え替えをする際にも邪魔になるので、新芽が1cm程に育っていれば根元の5mm~1cmを残してハサミで切ってしまいます。
写真の赤い線のところをカット!
栄養がもらえなくなるんじゃないの!?と思われるかもしれませんが、芽が1cm程に育っていれば根も十分にあるので自分だけの力で生きていけるから大丈夫です!
思いきって切っちゃいましょう!
根元に残った親葉はすぐに枯れるのでそのままおいておきましょう。
残った親葉が完全に枯れてカリカリの状態になったら、ピンセットで取ってあげてください。
枯れた状態でそのまま残しておくと、水やりで蒸れたりカビが生えたりしてしまうので、必ず取りましょう!
まとめ
多肉植物の葉挿しへの水やり方法を詳しくご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今まで葉挿しをたくさん育ててきて失敗もしてきましたが、やっと成功率が高い葉挿しのやり方を見つけることができました♪
葉挿し苗は小さい分、大人の苗よりも水を欲しがるので、少量を頻繁に水やりするのがポイントです。
1年もすると立派なサイズの苗に生長するので、ぜひみなさんもこの水やり方法を真似して葉挿しをたくさん育ててみてください!
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