多肉植物が紅葉しない!?紅葉させるにはどうすればいい?

多肉植物

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多肉植物は秋・冬になると色鮮やかに紅葉します。

赤やピンク、黄色、オレンジ、白、紫、黒と品種によって紅葉する色が違って、とても綺麗ですよね!

ですが、紅葉する季節になっても、

「ウチの多肉紅葉しないんだけど・・・」

「紅葉してるけどなんか色が薄い・・・」

「綺麗に紅葉させるにはどうすればいいの?」

など、育てている多肉植物がうまく紅葉しないとお悩みの方もいらっしゃるかと思います。

そこでこの記事では、多肉植物を綺麗に紅葉させるコツ・紅葉しないときの対処法などを詳しくご紹介していきます!

簡単に多肉植物を綺麗に紅葉させることができるので、ぜひ最後までご覧ください!!


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多肉植物が紅葉しない理由

多肉植物みどり牡丹1苗とラブリーローズの群生

多肉植物が紅葉しない理由はいくつかあります。

まずは多肉植物がなぜ紅葉するのか、その仕組みをみていきましょう!


多肉植物が紅葉する仕組み

多肉植物が紅葉する仕組みを簡単に言うと、

「寒くなって多肉植物にストレスがかかるから」です!

めちゃくちゃ簡単に言いましたがどういう原理かというと、

多肉植物にはクロロフィルという緑色の色素が多くあるため、通常は緑色をしています。

しかし寒くなってきて葉の細胞にあるブドウ糖に紫外線が当たると、赤~紫色の色素アントシアニンや、黄色の色素カロテノイドに変化します。

寒さが厳しくなるにつれて、アントシアニンカロテノイドの量が増えてより濃い赤~紫、黄色に色付くのです。

これが多肉植物が紅葉する仕組みです!


多肉植物が紅葉しないのはナゼ?

多肉植物が紅葉しない理由は主に次の2つが考えられます。


紅葉する環境じゃない

多肉植物が紅葉するには、紅葉するための環境が必要です。

上記の多肉植物が紅葉する仕組みにあるように、多肉植物を紅葉させるためにはストレスをかけなければいけません。

多肉植物がストレスを感じない快適な環境で育っていると、紅葉しないのです。

なので、多肉植物を紅葉させたい場合はストレスがかかる環境におきましょう!


そもそも紅葉しない品種

多肉植物はエケベリア属グラプト系セダム属などのほとんどが色鮮やかに紅葉する品種ですが、中には紅葉せずに1年中姿が変わらない品種もあります。

◆紅葉しない多肉植物の品種の例

  • カランコエ属:月兎耳、テディベア
  • セネシオ属:グリーンネックレス、ドルフィンネックレス
  • コチレドン属:熊童子、子猫の爪
  • ハオルチア属全般
  • リトープス属全般

これらは一部の品種で、紅葉しない品種は他にもたくさんあります。

なので、多肉植物の紅葉を楽しみたい場合は、紅葉する品種を選んで購入しましょう!


多肉植物を綺麗に紅葉させるには

多肉植物月の王子の苗

ここからは、多肉植物を綺麗に紅葉させるための大事なポイントをご紹介していきます!

ポイントをおさえることで、簡単に綺麗な紅葉を楽しめます♪


多肉植物を紅葉させるポイント

多肉植物を綺麗に紅葉させるポイントは次の4つです。


①よく日に当てる

多肉植物の生育に欠かせない日光、紅葉させるためにも非常に重要です!

半日以上日に当てると、十分紅葉します。

日が当たらない棚の奥側に置いている苗は、日照時間が足りなくてあまり紅葉しないことが多いです。

たまに手前側の苗と入れ替えてあげると紅葉してくれます。

紅葉しない多肉植物は置き場所を変えることで紅葉することもあります。


②水やり・肥料を控える

多肉植物は過酷な環境でのストレスで紅葉するので、水分や肥料分が十分にあると紅葉しません。

肥料分は一切なくてもいいのですが、秋に全く水やりしないのは多肉植物の健康にも良くないので、水は少なめを意識しましょう。

成長期の春には鉢底から溢れるくらいたっぷりと水をあげるのですが、秋は鉢の半分ぐらいが目安です。

春の植え替え時や夏に追肥として肥料を与える場合は、秋に効果が切れるように量を調整しましょう。

肥料が効いていると鮮やかに紅葉しません。


③寒さにあてる

多肉植物は1日の寒暖差が大きいと鮮やかに綺麗に紅葉します。

朝晩の冷え込みが強くなる秋から冬にかけて屋外で育てると十分な寒さにあたることになるので、紅葉します。

室内で育てていると、厳しい寒さにあたらないので紅葉しないです。

なので、綺麗に紅葉させたい場合は屋外で育てましょう。

ただし霜に当てると苗が弱ってしまうので、霜に当たらないように注意してください!

また、氷点下を下回るほど冷え込むと枯れてしまうこともあるので、天気予報をチェックして冷え込みが強くなりそうな日は、室内に取り込むか、シートなどをかぶせて必ず防寒対策をしましょう!


④根詰まりさせる

根詰まりとは、鉢の中いっぱいにパンパンに根が張っている状態のことです。

鉢の中いっぱいに根詰まりしている、2年以上植え替えていない苗は紅葉しやすいです。

根詰まりしていると、根っこが水分や肥料分をうまく吸えないため、多肉植物にとってかなりのストレスがかかっている状態なので紅葉します。

2年以上その状態の苗があれば、この秋・冬に紅葉を楽しんだら春先には根っこを整理して植え替えてあげましょう。

その年の秋には美しく紅葉してくれるまで根が伸びるはずです!


多肉植物の紅葉を長もちさせるためには

綺麗に紅葉したらできるだけ長く楽しみたいですよね!

紅葉したら、そのままの環境で水やりをグッと減らします。

よほどのシワシワ状態にならなければ、冬はほぼ断水でも大丈夫です!

屋外で育てていると、朝晩の強い冷え込みで苗が凍結してしまうことがあります。

葉に含んでいる水分が多いと凍結のリスクが高まるので、水やりは控えましょう!

多くても月に1度か2度、1~2日で完全に乾く少量が目安です。

屋外でうまく冬越しすることができたら、暖かくなってくる3月頃まで紅葉を楽しむことができますよ♪


多肉植物が紅葉しないときの対処法

多肉植物パラグアイエンセの苗

基本的に、上記の紅葉させるポイントを意識してお世話をすることで多肉植物は紅葉します。

それでもうまく紅葉しない場合は、植え替えをしましょう!

苗のサイズに合わない大きすぎる鉢に植えていたりすることも、紅葉しない原因になります。

苗と同じサイズ、もしくは1回り大きな鉢に植えましょう。

秋・冬に植え替えをすると根詰まりしないので、今シーズンの美しい紅葉はあまり期待できませんが、来年には綺麗な紅葉が見られるはずです!

秋の初めごろに小さいサイズの鉢に植え替えると、すぐに鉢全体に根が張って根詰まりします。

どうしても今シーズンに紅葉が見たい方はお試しください!


まとめ

多肉植物パープルエンジェルの苗

多肉植物を綺麗に紅葉させるためには、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてくださいね!

  • よく日に当てる
  • 水やり・肥料を控える
  • 寒さにあてる(寒暖差)
  • 根詰まりさせる

以上の4つが紅葉させるのに大事なポイントです!

これらを意識してお世話すると、大切に育てている多肉植物が綺麗に紅葉すること間違いナシです!!


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