多肉植物を育てていると、「韓国苗」というのを目にしたり、耳にしたりするかと思います。
「韓国苗って何?」
「どうやって育てるの?」
「どこで手に入るの?」
などと気になった方も多いのではないでしょうか?
今回は、多肉植物の韓国苗について詳しくご紹介していきます!
多肉植物の韓国苗とは?
文字通り、韓国で生産された多肉植物のことを韓国苗と呼びます。
韓国の多肉植物農家さんが育てた苗が輸入されて、日本で大変人気となっています。
韓国苗の特徴
韓国苗の特徴は、輸入の際に検疫所を通過するため、土を完全に落とす必要があるので、根っこを全て切り落としています。
つまり、根っこが一切ない、カット苗の状態で日本に入ってきます。
そして、韓国苗の魅力は、美しく整った形、色鮮やかな美しい紅葉、豊富な品種だと言えます!
韓国は多肉農家さんが多く、同じ品種でも農家さんによって微妙に顔が違うこともあります。
もちろん、日本の多肉植物も美しいのですが、ホームセンターなどで多く見かける多肉植物とは見た目が全然違います。
なぜ日本の多肉植物と比べて美しい紅葉をしているかというと、「一日の気温差が日本より韓国の方が大きいから」だと言われています。
多肉植物は、朝晩と日中の気温差が大きいと、そのストレスで紅葉します。
なので、日本よりも韓国の方が綺麗に紅葉する環境だという訳なんです。
韓国苗の種類
韓国では、多肉植物の交配が盛んに行われているため、韓国苗の種類は、何千、何万種とも言われており、さらに毎年新品種がたくさん生まれています。
品種名の最後に、「~hyb」となっている品種があります。
この「hyb」というのはハイブリッドのことで、交配に使われた片親はわかるけど、もう片方の親がわからない場合にこの表記がされています。
例えば、「ヒューミリスhyb」という名の品種は片親がヒューミリス、もう片方の交配親が不明ということです。
どんな姿に生長するか、楽しみに育てられますね♪
韓国苗の育て方
韓国苗の育て方を、購入してすぐと根が出てからとに分けてそれぞれご説明します。
購入してすぐ
購入してすぐの韓国苗は、カット苗と同じで根っこが出ていないことがほとんどです。
根が出るまでは水やりはしなくて大丈夫です。
置き場所は暗い場所ではなく、直射日光が当たらない明るい場所に置いて発根を待ちます。
暗い場所に置いてしまうと、葉と葉の間が間延びする「徒長」をおこしてしまいます。
カット苗の根っこの出し方・育て方をこちらの記事で詳しくご紹介していますので、あわせてチェックしてみてください!
根が出てから
根が出たら、いよいよ水やり開始です!
まだ根っこが短いうちは、少量の水やりから始めてください。
吸える水の量が少なく、土がなかなか乾かないので、少量を意識すると失敗しづらいです。
置き場所は、いきなり直射日光に当てるのではなく、徐々に慣らしていくと葉焼けの心配もないです。
韓国苗はカット苗の育て方と同じで、こちらの記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にされてください!
韓国苗の入手方法
韓国苗はインターネット購入が簡単で、品種もたくさん選ぶことができるのでお気に入りの品種が見つかること間違いナシです!
昨今では、フリマサイトやSNSで販売されている方もたくさん増えてきたので、気軽に購入することができます。
身近では売られていないレアな品種も購入できるので、オススメです♪
アレもコレもと欲しくなってしまうので、買いすぎにはお気を付けくださいね(^^;)
韓国苗の購入時に気を付けること
ネット購入での注意点ですが、フリマサイトやSNS販売の韓国苗は「第4種郵便」で発送されることが多いです。
第4種郵便は2022年10月より到着日数が1日~2日伸びており、今までは発送の翌日に届いていた地域でも翌々日の到着になります。
そして、土日祝日は配達されないため、遠方からの発送だと到着までに1週間ほどかかってしまうこともあります。
夏と冬は蒸れや凍結の心配があるので、速達付きでのご購入を強くオススメします!!
苗が輸送中に傷んでしまい、せっかく購入した韓国苗が枯れて届いたりと残念なことになってしまわないためにも、ぜひ速達をご検討ください!
まとめ
多肉植物の韓国苗はとても美しいので、愛好家も多いです。
たくさんの品種があるので、お気に入りの品種にきっと出会えるはずです♪
韓国苗も品種によっては葉挿しで増やすこともできるので、気に入った品種をたくさん増やしてみるのも楽しいですよ!
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