「ダコニール1000が販売終了するって本当?」
「いつまで買える?代替品はあるの?」
園芸用の殺菌剤として長く販売されてきたダコニール1000ですが、250ml・500ml規格はすでに製造を終了しており、2026年11月末を目安に販売終了となる予定です。
ただし、後継品となる「ダコニールアルファ」が2026年12月に販売予定となっているほか、家庭園芸向けの「STダコニール1000 30ml」は2026年10月時点でも販売されています。
この記事では、ダコニール1000が販売終了する理由や後継品との違い、代替品、手元に残っているダコニール1000がいつまで使えるのかについて詳しくご紹介します。
ダコニール1000の250ml・500mlはすでに製造を終了しているため、販売店によっては終売予定の11月末より前になくなる可能性があります。
今までと同じダコニール1000を使いたい方は、まず通販に残っている在庫を確認しておくとよいでしょう。
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ダコニール1000は販売終了?2026年11月末で終売予定
ダコニール1000の250ml・500ml規格は、2026年11月末を目安に販売終了となる予定です。
しかも、2026年11月末まで必ず購入できるという意味ではありません。
すでに製造自体は終了しているため、現在市場に残っている在庫がなくなった店舗から順次販売終了となります。
ダコニール1000はすでに製造終了して在庫販売のみ
ダコニール1000は、2026年10月現在すでに製造を終了しており、メーカーや販売店に残っている在庫のみの販売となっています。
JA横浜が公開したSDSバイオテックからの案内では、販売終了となるのはクミアイ化学・サンケイ化学が取り扱う「ダコニール1000 250ml・500ml」で、終売時期は2026年11月末予定とされています。
ダコニール1000は有効成分TPNを40%含むフロアブルタイプの殺菌剤で、70種類以上の作物に登録がある定番商品です。長年使っていた方にとっては、突然の製造終了はなかなか痛いですよね…。
販売終了の理由は工場の老朽化や製造コストの高騰
ダコニール1000が販売終了する理由は、商品の効果や安全性に問題があったからではありません。
SDSバイオテックから案内されている主な理由は、以下の3つです。
- 製造工場の老朽化
- 国内外での供給量減少などによる製造コストの高騰
- 長期的に安定して製造を続けることが難しくなったため
これらを総合的に判断し、ダコニール1000の製造・販売を継続することが困難になったとされています。
つまり「ダコニール1000が使えなくなったから終売」というわけではなく、製造上の事情による販売終了です。
店頭在庫がなくなると2026年11月末より前に買えなくなる可能性も
ダコニール1000の終売予定は2026年11月末ですが、在庫がなくなった店舗ではそれより早く購入できなくなります。
実際に2026年10月時点でも、ホームセンターのオンライン在庫を見ると、在庫が残っている店舗がある一方で「品切れ」や「販売終了」となっている店舗も確認できます。
「11月末までなら大丈夫!」と思っていると、その前になくなってしまうこともありそうです。
今までダコニール1000を使用していて、もう1本確保しておきたい方は、通販や近くのホームセンターなどの在庫を早めに確認しておくと安心ですよ。
ダコニール1000の後継品はダコニールアルファ
ダコニール1000の後継品として予定されているのが「ダコニールアルファ」です。
有効成分はダコニール1000と同じTPNですが、液体タイプから顆粒水和剤へ変更され、有効成分濃度や希釈倍数、登録内容などにも違いがあります。
ダコニールアルファは2026年12月に販売予定
ダコニールアルファは、ダコニール1000の販売終了後となる2026年12月から販売される予定です。
予定されている規格は100g・250gで、従来の液状のフロアブル剤ではなく顆粒水和剤となります。
SDSバイオテックからの案内では、性能や利便性についてはダコニール1000と同等とされています。価格は案内時点では未定ですが、ダコニール1000と比較して約130%程度になる見込みとのこと。
なお、ダコニールアルファは農薬としては2024年6月12日にすでに登録されています。2026年12月というのは農薬登録日ではなく、後継品としての販売予定時期です。
ダコニール1000とダコニールアルファの違い
ダコニール1000とダコニールアルファは、どちらも有効成分にTPNを使用していますが、まったく同じ商品ではありません。
主な違いを比較すると、以下のようになります。
| 比較項目 | ダコニール1000 | ダコニールアルファ |
|---|---|---|
| 有効成分 | TPN | TPN |
| 有効成分濃度 | 40.0% | 82.5% |
| 性状 | 類白色の粘稠懸濁液体 | 白色~類白色の水和性細粒 |
| タイプ | フロアブル | 顆粒水和剤 |
| 主な規格 | 250ml・500ml | 100g・250g |
| 花き類・観葉植物の希釈例 | 1000倍 | 2000倍 |
| 販売 | 2026年11月末終売予定 | 2026年12月販売予定 |
農林水産省の登録情報では、ダコニール1000のTPN含有量は40.0%、ダコニールアルファは82.5%です。たとえば花き類・観葉植物のうどんこ病では、ダコニール1000が1000倍、ダコニールアルファが2000倍となっています。
「後継品なら今までと同じ量を入れればいい」と考えるのはNG。
ダコニールアルファへ切り替えたあとは、必ず新しい商品のラベルに記載された希釈倍数や使用方法を確認してくださいね。
果樹では代替品としてパスポート顆粒水和剤も検討
りんごなどの果樹にダコニール1000を使用している方は、後継品のダコニールアルファだけでなく「パスポート顆粒水和剤」も代替品として検討できます。
SDSバイオテックからの案内では、ダコニールアルファ販売開始時点で登録のない果樹について、同じTPNを有効成分とする果樹専用剤「パスポート顆粒水和剤」が案内されています。
パスポート顆粒水和剤はTPNを72.0%含み、りんご・なし・もも・かき・ぶどう・いちじく・キウイフルーツなどに登録があります。
ただし、果樹なら何にでも使えるわけではありません。
作物や病害によって希釈倍数・使用時期・使用回数が異なるので、ダコニール1000から変更するときは必ず対象となる作物の登録内容を確認しましょう。
ダコニール1000は販売終了後いつまで使える?

ダコニール1000が販売終了しても、2026年11月末になった瞬間に手元の商品が使えなくなるという意味ではありません。
重要なのは「販売終了日」ではなく、容器に記載された最終有効年月と、実際に使用するときの最新の農薬登録内容です。
手元のダコニール1000は有効年限を確認する
手元に残っているダコニール1000は、まず容器や包装に記載されている「最終有効年月」を確認しましょう。
ダコニール1000自体の有効年限は5年とされています。
ただし、「購入してから5年間使える」という意味ではありません。製造された時期によって手元の商品に残されている期間は変わるため、実際に確認するのは容器に表示されている年月です。
農林水産省でも、時間の経過によって農薬の物理性が変化したり、成分が分解したりすることがあるため、表示された最終有効年月内に使用するよう案内しています。
販売終了前に買い足す場合も、価格や在庫だけではなく最終有効年月までチェックしておきたいですね。
使用前に対象作物・病害・希釈倍数など最新の登録内容を確認する
ダコニール1000を使用するときは、対象作物・病害・希釈倍数・使用時期・使用回数などを必ず確認してください。
農薬の登録内容は変更されることがあるため、昔覚えた使い方のままずっと使用するのはおすすめできません。
農林水産省の「農薬登録情報提供システム」では、ダコニール1000について現在登録されている作物や病害、使用方法を確認できます。
特にダコニールアルファへ変更すると、有効成分は同じTPNでも濃度や希釈倍数が変わります。
多肉植物を含む花き類・観葉植物に使用する場合も、「前と同じダコニールだから大丈夫!」とは思わず、その都度ラベルを確認してから使用しましょうね。
ダコニール1000とSTダコニール1000の違いは?
「ダコニール1000は販売終了なのに、STダコニール1000は売ってるけど何が違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
ダコニール1000とSTダコニール1000は、どちらもTPNを40.0%含む殺菌剤ですが、農薬としては別々に登録されています。
ダコニール1000とSTダコニール1000はどちらも有効成分TPN40%
ダコニール1000とSTダコニール1000は、どちらも有効成分TPNを40.0%含んでおり、性状も「類白色水和性粘稠懸濁液体」とされています。
一方、農薬登録は別です。
ダコニール1000にはSDSバイオテックやクミアイ化学などの登録品があり、STダコニール1000は住友化学の登録品となっています。
見た目や名前がかなり似ているので同じ商品だと思ってしまいそうですが、購入した商品に記載されている登録内容やラベルに従って使用するのが基本です。
STダコニール1000は家庭園芸向けの30ml商品も販売されている
STダコニール1000には、家庭園芸で使いやすい30mlの商品があります。
2026年版の家庭園芸用品カタログにも「STダコニール1000 30ml」が掲載されており、メーカー希望小売価格は990円(税込)です。2026年10月時点では通販でも販売を確認できます。
今回、2026年11月末で終売すると案内されているのは、クミアイ化学・サンケイ化学が取り扱うダコニール1000の250ml・500ml規格です。
そのため、「ダコニール1000という名前の商品が11月末ですべて店頭から消える」と考える必要はありません。
家庭で少量だけ使いたい方なら、STダコニール1000 30mlという選択肢もあります。
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ダコニール1000の販売終了についてまとめ
ダコニール1000の250ml・500ml規格はすでに製造を終了しており、2026年11月末を目安に販売終了となる予定です。
今回のポイントをまとめると、
- ダコニール1000 250ml・500mlは2026年11月末で終売予定
- 製造はすでに終了しており、現在は在庫販売のみ
- 販売終了の理由は工場の老朽化や製造コストの高騰など
- 在庫がなくなれば11月末より前に買えなくなる場合もある
- 後継品「ダコニールアルファ」は2026年12月販売予定
- ダコニールアルファはTPN82.5%の顆粒水和剤
- 果樹ではパスポート顆粒水和剤も代替候補
- 手元のダコニール1000は最終有効年月を確認して使用する
- STダコニール1000 30mlは2026年10月時点で販売されている
となります。
長く使われてきた定番の殺菌剤だけに、「ダコニール1000がなくなる!」と聞くとちょっと焦りますよね。
ですが、後継品としてダコニールアルファも予定されているため、今後まったくTPN系のダコニールが使えなくなるわけではありません。
ダコニール1000を引き続き使いたい方は、まず現在残っている250ml・500mlの在庫を確認しておきましょう。
家庭菜園などで少量だけ必要なら、現在も販売されているSTダコニール1000 30mlも候補になります。
そして急いで従来品を確保する必要がなければ、2026年12月に販売予定のダコニールアルファを待ってから切り替えるのも選択肢です。
参考にした主な情報源:
JA横浜「ダコニール1000製造終了のお知らせおよび代替品のご案内」
JA横浜 営農情報 2026年3月号
農林水産省「農薬登録情報提供システム ダコニール1000」
ダコニール1000の登録情報
農林水産省「農薬登録情報提供システム ダコニールアルファ」
ダコニールアルファの登録情報
農林水産省「農薬登録情報提供システム STダコニール1000」
STダコニール1000の登録情報
株式会社エス・ディー・エス バイオテック「ダコニール1000」
ダコニール1000 製品情報
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